幼なじみはご主人様!?





「お、瑞穂サンキュー。」


「瑞穂ちゃんありがとう。」


私は琉にたこ焼きの入ったケースを渡す。


「ありがとう。あ、美佳ちゃん分けようぜ。」


――ズキン


あー…私


だめだめ!


堪える。



「拓君、分けよう。」


「あ、うん…」


私達は人があまり来ない所に立って食べる。


「お、美味い。これがたこ焼きか〜」


「琉さん食べた事ないんですか?」


琉と美佳ちゃんは楽しそう。


私も拓君と話さなきゃ。


「拓君、美味しいね?」


「うん。俺、たこ焼き好き。」


「私は久しぶりだよ?だから嬉しい。」


「そっか。」


「小学生ぶりなんだ。」



「そんなに!?」


「小4から琉の家だし。」


「そうだよね。」


拓君と私は途中で話が切れる。


だめだな…このままじゃ。


「あ、ヨーヨー釣りある!やろうよ?」


私は笑って拓君に言う。



頑張るんだ、私。




「琉、瑞穂ちゃんがヨーヨー釣りしたいって!」


拓君が琉に言う。


「あ、じゃあ俺らもやるわ。」


琉はそう言って美佳ちゃんと私と拓君の方に来た。


琉と美佳ちゃんカップルみたい…



あー…まさか今日こんなに妬くなんて。






「美佳ちゃんオレンジ?」


「はい。」


琉は美佳ちゃんにヨーヨーを釣ってあげてる。


――ズキン


あまり琉達の方は見たくない。



なのに


つい見ちゃう。


今日


告白なんて無理だ…。


琉はきっときっと美佳ちゃんが好き。



わかるもん、見てて。


私に意地悪なのに美佳ちゃんには態度が違う。


そうだよ…。


「はい、瑞穂ちゃん。」



「えっ…あっ…」


私がぼーっとしていると拓君は私が欲しかったピンクのヨーヨーを取ってくれた。


「ありがとう!取ってくれたんだ?」

私はにっこりと笑って拓君を見る。