幼なじみはご主人様!?





「瑞穂ちゃん、なんか食べる?」


拓君は私に気を使ってくれる。


「ん?あ、たこ焼き食べたいな。」


「じゃあ俺買って…」


……えっ…


琉と美佳ちゃんと三人で残りたくはない。


「私、買って来る。二つ。琉達のも!」


私は笑って言う。


すると


「お、瑞穂いいやつだ。美佳ちゃん、俺と分けよう。」


琉は私の声に気付き美佳ちゃんに笑って言った。


――ズキン…


やっぱり琉は…。



だめだな。


奈美…喜美子さん、自信なんかつかないよ。


私は


どうしようもないやつ。


琉は美佳ちゃんには絶対意地悪笑顔は向けない。


私は


こんなにやきもちやくんだ。


胸が痛む。



こんなに辛いんだ。



やきもちは。



「あ、瑞穂ちゃ…」


拓君の言葉を無視して私はたこ焼き屋に行く。



だめだな…私。


告白なんかできないや。


チャンスを作れない。



奈美…喜美子さん…。


私は本当にだめだめ女です。


「二つください。」


「はいよ。」


おじさんに言うと私は焼けるのを待つ。


「ゆう君、たこ焼き買おう。分けよう?」


「おう。」


カップルが買いに来た。



私と琉は決して付き合う事はないんでしょうか?



なんで


辛い事は続くんでしょうか。


幸せに楽しい気持ちでいたいのに。


たこ焼きを買って戻ったらまた妬いて…



楽しみなお祭りだったのにな。


だめだ…


泣きそう。


我慢我慢。


泣き虫な私。




よし!



たこ焼きが来ると私はマヨネーズと青海苔をタコ焼きにかけてケースをゴムでしばりビニール袋に入れるとみんなの所へ。


堪えろ…私。


だけど

美佳ちゃんと琉の楽しそうな姿が頭に浮かぶ。


だめだめ!


よし!



「買って来たよ〜」


私は笑って言って行く。