辛いのは嫌だよ…。
このままにしたら辛くなるのかな?
私…私…
私も眠ろうと目を閉じる。
お祭りが楽しみな気持ちもあるけど
告白をできるかできないかというドキドキもある。
でも
琉は近々好きな人に告白しちゃう。
だから
焦らなきゃだめなんだ。
気持ち伝えないままのがきっと苦しい。
言わずにと言うとでは違うんだ。
逃げたらだめなんだよね…。
諦めはフラれてから決める事。
奈美の言葉を思い返す。
今更気付いた。
悔しいけど琉が本当に好きだった。
〈ゴンッ〉
「着いた。」
琉に叩かれ私は起こされた。
「痛っ…」
「早く行くぞ。俺、部屋から荷物持ったらすぐ拓んち行くから」
「そ、そう。」
私と琉は車を降りた。
私も浴衣持って喜美子さんの部屋行かなきゃね。
着付けてもらおう。
「じゃあ、俺は部屋行くから。後で。」
「う、うん。」
私と琉は玄関で別れた。
私は部屋に行って浴衣を取りに行く。
浴衣着るの楽しみだなぁ。
小学生ぶりだ!
わくわくする。
〈ガチャ〉
部屋に入るとベッドの上に置いておいた浴衣を私は取る。
「可愛い!」
ピンク地にたくさんの色々な色のお花がついた浴衣。
帯は黄色。
今日は草履で転ばないようにしないとね。
こないだサンダルで転んだし。
浴衣を持つと私は部屋を出て喜美子さんの部屋に向かった。
早く着たいなぁ。
喜美子さんには感謝だよ。
夏祭り久しぶりだし。
琉の事で色々複雑だけど
祭り
楽しまないとね。
拓君とも普通にしなきゃ。
私は色々な気持ちを抱えながらも着付けをしてもらいに喜美子さんの部屋に行った。


