プロローグ
あの日見た絵

私は…見てしまった…
小さな町に大きな落書き集団達が…私の目の前に。
私は…ある一人の少年に声をかけた。「君もあの集団と仲間なの?」と。
すると、少年はこちらの目を見てこう言う。「あの集団?失礼だな。俺らは列記とした"ヒーロー"なんだよ」少年はそう言葉を残し、去って行ったのだ。

私は何故か感心してしまったのだ。
どうしてか、単なる落書きは悪い目で見てしまう…しかし、彼らの落書き…いや、絵は、大きな壁に何人ものの人が協力して描いたものは、想像を越えた世界感になっていたのだ。
私は思った。彼のヒーローは…人を喜ばせる、好みを持たせる…など、笑顔があふれるヒーローなのだと。