3ヶ月後―
聡君と絵里は毎日メールしている。3か月経った今も全然冷めてなくて、付き合い始めたカップルのようだ。でもまだ、この付き合いは誰にもばれてはいない。
なんやかんやしていると、学校のテストの時期がやってきた。絵里は頭いいけど、この頃聡君の事で頭がいっぱいになってしまい、成績が落ち気味な私は、ママから言われている・・・
「次のテストで1位じゃなかったら携帯、没収。パソコンも全部没収だからね。後、ミーちゃんは絵里のテスト勉強の邪魔になったら困るから、パパとママの部屋に置いとくわね。」
私は
「はぁい!ママ!1位ちゃんととるから!」
って答えた。今回はものすごく出来る自信があるから。
ちなみに私のパパとママはエリートで2人とも超有名大学卒業して、超有名な大手の会社に勤めている。パパはあまり勉強についてこの頃何も言わない。この頃大切なのは勉強だけではないっていうことを分かったらしくて。でもママは勉強についてかなり口うるさい。後、ミミちゃんっていうのは、私の部屋で飼っているウサギのこと。私は、とりあえず苦手な理科をとことん勉強した。
聡君とは1週間連絡をとるのをやめている。テスト2週間前から連絡をとるのをやめようって、約束したから。今回は運のいいことに、お互い同じ日にテストが
寂しいけど、誰かほかの女の人を好きにならないか不安だったけど、仕方無いって分かっていた。
そしてテスト当日―
ペンはすらすらすらすら動いていく。すぐに解答用紙はうまった。
