お試し恋愛


飛ばしに飛ばした自転車はついに学校の前まで来ていた。

学校の時計を確認すると、8時33分。

なんとか間に合いそうだ。

あと2分のうちに教室まで上がればいい。

自転車置き場に着き、自転車が止まった。

「おい、いつまで乗ってる気?置いてくぞ」

いつのまにか理矩は降りていて、

「あ、待って」

そう言いあたしも荷台から降りる。

そして玄関で靴を履き替え理矩と別れて教室にダッシュする。

バタバタと音が鳴る。

╼╼╼ガラっ

勢いよく教室のドアを開けると

キーンコーンカーンコーン

「やった、セーフ♪」

急いで席に着こうとすると

「もーう、莉歩遅いから!今日は遅刻かと思ったよ~?」