私は、一生懸命机を運んだ。

すると、一気に手にあった重みがなくなった。
ふと、前を見ると…市川君が机を運んでくれている。

「えっ!市川君?」

「篠崎が運んでたら、いつになるか分からないから。」

「ひどいよ…でも、ありがとう。」

あれ?市川君の顔がだんだん赤くなってきた…
熱でもあるのかな?

「おう」

ハンカチ…まだ…いいよね。