あたしたち5人は綾の家に着いた

うーん いつ見ても大きいよね…

さすが実業家のお嬢様

しかも 今流行りのベンチャー企業

庭にプールがあるなんて このあたりの高級住宅街にもほとんどないよね…

いったいどんだけ~の広さがあるんだろ?

うちと比べる…
なんて まるっきり間違いだよね…

そんなことを考えながら あたしは綾んちの門をくぐった

門をくぐって少し歩くと玄関に着く

綾はインターホンを鳴らした

ドアが開いた

お手伝いの絹代さんが出迎えた

「お帰りなさいましお嬢様」

絹代さんの言葉に綾は答えた

「ただいま 部屋に紅茶とケーキ 人数分運んでくれないかしら?
わたくし達 お話があるの
お願いね」

「承知致しました すぐ 御用意致します」

絹代さんが台所に下がったあと あたしたちは二階の綾の部屋にむかった