ー合格発表の日ー

「あっ、きたきた!由良っ!」


「遅れてゴメンね瑠羽」


「いいよいいよ、じゃあ見に行こっ♪」


「うんっ!」


今日は秋霖高校の合格発表の日、

必死で勉強して受けたこの高校、絶対落ちたくない…


神様神様神様神様かみ…

「由良っ!!」


完璧に自分の世界に入っていた私のことを瑠羽が呼んだ。



「わっ!え…なに??」


行き成り呼ばれてビックリして、変な声が出てしまった…。



「ほら、番号見るわよっ!」


「えっ?!」


私は瑠羽の指さす方をみる。


そこには受験番号が書いてある神が張り出されていた。


もうこんなとこまで来てたんだ…