「(うわ…流石、朱李…)」
私は、驚きながらも、窓の外をじっと眺めていた

家に戻ると、陽介が私の家に泊まると言うことが分かった
嫌だったが、仕方ないと思って我慢した
陽介とは会話などしない
いや、したくない
朱李が居てくれてよかった、そう思う

そして、そのまま、結婚していくという流れになっていった

二人が結婚したのは、私が4年生になったときだ
過去の記憶は思い出したくもないし、覚えてもいない
昔の私がお父さん(陽介)にとった態度を思い出すと、笑えてくる

これが、昔の私と、今のお父さんとの出会いである