黙って、クッションから目だけ覗かせて俺を見てる。

なんとなく、手を伸ばして髪を撫でた。

降りてきた俺の手に自然に擦り寄る。


『だいすき』


すげぇ小さい声で、そう呟いたのが耳に届いた。