あんたなんか大っきらい!!

「じゃあ・・・左」

「よしじゃあ次の天体の時間に

あんたの左の子にアドレス聞きな」

「え~」

「じゃあ友達は諦めな」

「それも・・・」

ウジウジと悩む弥生

「よしハイ決定!!絶対ね!!」

「いや・・・じゃあじゃあもし

隣が男の子だったら・・・」

恐る恐る聞いてみる

チラっと遥ちゃんを見る

「知らない・・・彼氏候補にでもすれば?」

そう言うと同時に般若の顔でこっちを

睨んでくる

「ゴッ・・・ゴメンナサイ!!」

渋々鞄を取り

教室を移動する

「頼むぅ・・・女の子でいてくれぇ」

半分祈るような気持ちで

教室に入る

時に神様は非情で

いらんことしぃで

要するに

「・・・アド・・・聞いてもいいですか?」

「・・・いいけど?・・・なんで俺?」