私の恋

私は大翔さんのことが頭から離れず
化粧品を買う余裕もなかったし、
見る気にもなれなかった。



『ただいまー』


「よっ!」


私の部屋に上がると闘次がいた。



『ただいま…』


「なんか元気ないなぁ、
大翔先輩になんかやられたのか?」


えっ?


「えっ?もしかして図星?」


私はなぜか顔がみるみるうちに真っ赤になった。
なんでだろう。



『あんたに関係ないでしょう。てか、なにもないから。
今日は疲れたから一人にしてもらえる?ごめんね』


「なにもないことはないなぁ!
おまえと何年いると思ってだよ
まぁ、話したくなったら話せ。
じゃあな」


闘次は帰った。
闘次には嘘つけないなぁ