もう、そこにいる。


恥ずかしくて死にそうだったが
頑張って顔を上げたが、


「あれ?
美花は???」

上にいた美花は
急にいなくなっていた。


………………………
…………あーここで振るのは
可哀想だから逃げたのか。

あーな。

やっぱりなー。

くっそー。

無理だったかー。

はは。

恥ずかし。



「雄飛…………」

真はポンポンと肩を
叩いてくれた。

「ありがとな」