【完】校内1のイケメンに恋をした!! 2



なんで、こっちを…。

龍輝さんが、私たちのことを話したの…?


「………」


…少しの沈黙が続き…、そして涼太くんは、私たちを見た後にふっと息を吐いて立ち上がる。

それから龍輝さんに何か言葉をかけ、そしてどこかへと行ってしまった。




……これで、終わったの…?




「アイツ、何話したんだろうね?」


ベンチに座ったまま動かない龍輝さんを見て大雅さんが言い、髪の毛をかき上げる。


「龍輝ぃ、もう終わり?」


そう声をかけると、龍輝さんは「あぁ」と言って、ひらひらと手を振った。


「…呆気ねー。俺の出番無しじゃん」

「…大雅が出たら余計グチャグチャになるだろ。
て言うか、グチャグチャにするだろ」

「うわ、朔ちゃんヒドイなぁ。
俺がそんな奴に見える?」

「見える」


……そんな風にギャーギャーと騒がしい二人に対し、ベンチに居る龍輝さんは小さな笑みを見せた。


「真由」


そして、私を呼ぶ。




「……んじゃ、俺ら帰るから。
あとは龍輝とテキトーに仲良く頑張りな?」

「えっ…帰っちゃうんですか…!?」

「そりゃあ、邪魔者だしね?」


なんて言いながら、大雅さんは朔也さんの肩に手を回して歩いていった。

…まぁ、数秒後に朔也さんからパンチをもらって離れて歩いていったけど。




「………」


…二人が行ってしまったから、ここに居るのは私と龍輝さんだけとなった。