【完】校内1のイケメンに恋をした!! 2



あとは、朔也さん…。


「………」


…朔也さんは眉間にシワを寄せ、小さなため息とともに私を見た。


「…アイツの言葉、あんまり気にしなくていいから」

「……いえ、大雅さんの言葉は当たってますよ。
たかがキス、なんですよね」


…そう。

キスなんて、しようと思えば誰だって出来るもの。

合意の上だとしても、そうじゃないとしても…、しようと思えば出来るものなんだ。


だから…、そんなことで悩んでる私がおかしいんだと思う。




「…迷惑かけちゃってごめんなさい」


さっきと同じように深々と頭を下げると…、朔也さんはまた小さく息を吐いた。




「…俺は別に、迷惑だなんて思ってない。
むしろ、真由が俺を頼ってくれたことが嬉しかった」


スッ…と朔也さんの指が私の頬に触れ、そして顎を引き上げる。




「…俺は、キスは大切なものだと思ってる」


…見つめ合う私たち。

時計の針の音だけが部屋に響く。




「………」

「………」


「……今でも俺は、真由のことを想ってる」


そして、朔也さんの体が僅かに近づく――。






「……だけど、龍輝を裏切るなんて出来ない」