[莉央side]
黙々と勉強を進め、気がつくともう日が暮れていた。
「そろそろ夕食の準備しなきゃね」
「凛李愛ちゃんが作ってくれるの!?」
「違うけど?」
「え?」
凛李愛はスマホを取り出し、それを耳に当てた。
「4人分の食事の手配してくれる?…えぇ、そう。頼んだわよ」
「え?え?何、今の!?」
「そのうち運ばれてくると思うわ」
俺たちは若干忘れていたのかもしれない…
凛李愛が"正真正銘のお嬢様"だってことを。
それから1時間もたたないうちに食事が運ばれ、それを俺たちは一瞬で平らげた。
「あたしお布団敷いてくるわね」
「私たちも手伝うよ!」
「ありがと。じゃあついてきて。あたしが普段使ってない方の寝室なんだけど…」
そこまで言って凛李愛はハッと息を飲んだ。
「お部屋、別々の方がいいかしら…?」
「当たり前だろ」
「え、いいじゃんみんな一緒で」
カナが俺の言葉に被せるように言った。
「修学旅行みたいで楽しそうじゃない?」
「確かにそうね…」
「いいね!楽しそう!!」
…は?
カナはまぁわかるけど、凛李愛と沢村はそれでいいのかよ!?
小学生の修学旅行だって男女別の部屋だってのに高校生にもなった男女が同じ部屋ってこいつら頭大丈夫か?
「じゃあ決まり〜!布団敷きに行こ!」
…どうなっても知らねぇからな。
黙々と勉強を進め、気がつくともう日が暮れていた。
「そろそろ夕食の準備しなきゃね」
「凛李愛ちゃんが作ってくれるの!?」
「違うけど?」
「え?」
凛李愛はスマホを取り出し、それを耳に当てた。
「4人分の食事の手配してくれる?…えぇ、そう。頼んだわよ」
「え?え?何、今の!?」
「そのうち運ばれてくると思うわ」
俺たちは若干忘れていたのかもしれない…
凛李愛が"正真正銘のお嬢様"だってことを。
それから1時間もたたないうちに食事が運ばれ、それを俺たちは一瞬で平らげた。
「あたしお布団敷いてくるわね」
「私たちも手伝うよ!」
「ありがと。じゃあついてきて。あたしが普段使ってない方の寝室なんだけど…」
そこまで言って凛李愛はハッと息を飲んだ。
「お部屋、別々の方がいいかしら…?」
「当たり前だろ」
「え、いいじゃんみんな一緒で」
カナが俺の言葉に被せるように言った。
「修学旅行みたいで楽しそうじゃない?」
「確かにそうね…」
「いいね!楽しそう!!」
…は?
カナはまぁわかるけど、凛李愛と沢村はそれでいいのかよ!?
小学生の修学旅行だって男女別の部屋だってのに高校生にもなった男女が同じ部屋ってこいつら頭大丈夫か?
「じゃあ決まり〜!布団敷きに行こ!」
…どうなっても知らねぇからな。

