「トモ!しっかりして!死んぢゃやだ!」
「実都…。ごめんなぁ…。」
「なんで謝るの?」
いやだ!いやだ!
「実都のこと幸せにしてあげられなかった。」
「なにいってるの?いまからしてもらうんだよ!」
「もっと…たくさんいろんなとこに連れてってやりたかった。」
「なにいってるの?トモ!しっかりして!まだ生きるんだよ!」
「ハァ。ハァ。ハァ。いいか、実都…。」
「トモもう、話さなくていいから…。あとで聞くから!」
「み、とは…笑顔が一番可愛いんだ…。だから笑顔でいろよ…。」
「トモ…やめてよ!そんな、そんな…」
遺言みたいなことやめてよ…。
