トモは突っ込んできた男を軽やかに かわして後ろに回り込み首に蹴りを入れた。 す、すごい…。 男はその場に倒れこんだ。 トモはナイフを蹴り飛ばして その場にしゃがみこんだ。 「トモっ!」 私はトモに抱きついた。 「トモ、ケガない?大丈夫?」 「俺、空手習ってたから。大丈夫だ。実都こそケガないか?」 空手してたんだ。そいえばいってたかも。 「私は平気。それよりトモ…この前はごめんなさい!!」