「トモ逃げて!!」
早く!逃げて!
「実都は俺のなんだ…誰にも渡さない。お前なに彼氏ぶってんだよ…。俺が実都の彼氏なんだよ。俺なんて実都のこと小学生から知ってるんだぜ。」
鳥肌がたった。
私はこの男にずっとストーカーされてたの?
「出張でいなくなってる間に彼氏なんか作っちゃって。実都、いつからそんな子になったんだよ。お前は俺のだろう?」
気持ち悪い。
吐き気がする。
やだやだやだやだ。
なにこいつ…。
「あんたさあ、さっきからなにいってんの?実都はものぢゃあねえし、あんたの彼女でもねえ。実都は俺の女だ。」
「トモぉ…。」
「よく人の女をストーカーなんてしてくれたな。」
「実都は俺のものなんだ!俺のものなんだ!お前なんかに渡さない!」
ギャアアアアー、と気持ちの悪い声をだしながら
トモに突っ込んでく男。
「トモ逃げてっっっ!!!!」
殺される…!
