「トモっっっ!!!!」 トモが全力で走ってくる。 トモ…。私あんなひどいこといったのに なんで…。 「キャァッッッ」 橋のしたまで引きずり込まれた私は 投げ捨てられた。 「く、くるな!実都は俺のものなんだ!」 深々と被っていた帽子とサングラスをとって 必死にこう訴える男。 「実都!大丈夫か!?」 トモぉ…。涙が出てくる。 「トモっ!!あたし、あたし…」 「くるなっていってるだろ!」 そういって男がだしてきたのは