「瑠璃。どうした?顔色悪いぞ。」 亮介はあの頃と変わらず あたしのそばにいてくれる。 「もうすぐで、2年だなって思ったの。」 いつもだったら絶対触れない話題。 触れちゃいけない話。 あたしたちの暗黒のルールだった。 でも、こんなに鮮明に思い出したのは 久し振りで。 亮介はどう思ってるの? って、不意に思った。