君に出会った意味


急にテンション下がった私。

ケーキ…。

「だめ。そんな深刻そうな顔したって!あたしは騙されないよ〜!」

瑠璃はもちろん『あの日』

ことなんて知らない。

だから冗談だと思ってる。

「ごめん。ほんとにいけない。べつにもうおごってくれなくていいから。」

もう奏斗だけには

会いたくないの。

「実都のためにいくんだよ?なんできてくれないの?」

瑠璃はめちゃくちゃ

不思議そうに

私に聞いてくる。

そりゃあそうだよね。

理由もなしに断られたら

こうなるよね。

どうしよ…。