今思えば、実都に辛いことさせたな…。 でも、あのとき聞かなかったら、 なにも知らないままだったんだよな。 兄貴とのことも、『あの日』のことも。 あぁー。 考えれば考えるだけ訳わかんねぇ。 「かーなーと!何1人でぼぉーっとしてんだよ!」 「あっ、わりぃ。」 「で!結局ー!実都ちゃんのこと好きなんでしょー?」 「はっ!!!いきなり、何いってんだよ!」 同情しまくる俺。 俺、自分が思ってるより 実都のこと好きなんだな。 って、改めて思い返してる場合ぢゃねぇ。