君に出会った意味

私、変わるよ。

トモのためにも、

私を大切に思ってくれてる

ひとのためにも。


だから…

「百合子さんと、ちゃんと話すね。」

「え、百合子さんって…あの人か。」

「あたし、百合子さんと『あの日』のこと、話してないの。きっときをつかってくれたんだと思う。だけど、もう心配かけたくないの。前に進むって伝えなきゃ。」

奏斗は、少し驚いた顔をした後

優しく微笑んだ。

「そうか…。無理すんなよ？」

そういって、私の頭をくしゃくしゃってする。