実都said あたしが公園に着いたときには、 もうすでに奏斗は来ていた。 「おう!久しぶりだな。」 「うん。久しぶり。」 奏斗は相変わらずブランコに 乗っている。 「今日はなに飲む?」 そういってブランコから飛び降りる。 「毎回悪いよ!!あたしが買うよ!」 「俺が誘ったんだから。遠慮するなよ。」 「いいから!あたしが買うの!」 私のひつこさに負けた奏斗は ぢゃ、コーヒで、と私に頼んだ。