君に出会った意味


それから、

私は知らないうちに寝てしまった。

話終わっても

私のそばにいてくれる、

奏斗のぬくもりがなつかしくて。

あの頃に戻れるような気がして。

でも、現実はそう甘くなくて。

目が覚めたのは

次の日の昼近くだった。

奏斗の姿はなくて…。

かわりに百合子さんがいた。