奏斗said

「実都、いつから起きてたんだよ…!」

まさか…。

「百合子さんが大声だしたときに。ごめんなさい。寝たふりなんかして。

百合子さんが顔を真っ青にしている。

ぢゃあ、俺が双子の弟だってことも…。

「実都…。」

「あたし話す。奏斗の話聞いたから。ちゃんという。」

実都は少し震えながらいう。

「あたしが…奏斗からトモを奪ったの。トモを殺したのはあたしなの…。」


実都はゆっくりゆっくり

兄貴との過去を話始めた。