「奏…くん、…聞いたの?」 んっ、ここどこ? うっすら目を開ける。 あ、病院だ。 私、倒れたんだっけ。 そいえば、奏斗はどうしたのかな…。 「聞きましたよ。あいつの力になりたくて。」 私が目を覚ましたことに気づいてないみたい。 今、話してるのは百合子さんと奏斗? このまま話し聞いてよ。 今、おはようっていうの嫌だし。