「ってことは…実都は…」

「友久くんの彼女よ。」

百合子さんが顔を険しくしながらいう。

「そういうことか…。百合子さん。」

「なに?」

俺ちゃんと聞ける…。

実都が兄貴の彼女なら余計に。

「俺に…、」

「あたしが話す。奏斗。」

突然した声の主は…


実都だった。