奏斗said

実都が倒れた。

俺があいつの過去を聞いた瞬間、

過呼吸になった。

そして、今俺の目の前で眠っている。

こいつはどんな過去を抱えているんだ?

俺にはなにもできないのか…。

こいつの重荷を背負ってあげられないのか…。

ずっとこればっかり頭のなかで呟いてる。

この気持ちがどんな感情か今はわからないけど…。

なあ、実都…。