それから、私は転校することになった。

みんな優しくしてくれる。

でも…トモとの想い出がつまりすぎた

この街にいることは辛すぎた。

「実都ほんとにいってるの?」

優が目に涙をうかべながらいう。

「うん…。優今までありがとう。すごく楽しかったよ。優と友達になれてよかったやよ。」

「実都ぉ…。あたしなにもしてあげられなかった。実都が辛い時になにも…。いつでも遊びに来てね…。あたし待ってるから…。」

優…そんなことないよ…。

優がいてくれてどれくらい力強かったか…。

「ありがとね…。優は一番の友達だよ…!」

「実都…。当たり前ぢゃない!」

優大好きだよ。

「たっちゃん、りょーちゃん2人もありがとう。」

「実都…。力になってあげられなくてごめん。」

「俺も…。」

「2人ともなにいってるの?すごい力になったよ。みんなといっしょにいれてほんとによかったよ。ありがとう。」

ほんとにありがとう。