放課後のお勉強~イケナイ課外授業~



「――べ、別に重くなかったけど」


やっと口を開いたと思ったら少し曖昧な答え。


「嘘!!重かったんでしょ!?」


「お、重くねーよ!?そりゃもう全っ然!!」


郁也くんが全力で否定するけど……


なんか、それが怪しい……


「で、でさ、そのお礼っつーか、栞にお願いがあんだけどさ」


私が話そうとしたら、しどろもどろになりながら話題を変える。


焦ってる郁也くんもおもしろい……


「クスッ…なぁに?お願いって」


少し笑いを堪えながらそう言うと郁也くんはホッとしたのか、

安堵の表情になる。



――郁也くんって表情コロコロ変わるから面白いなぁ……


一緒にいると楽しいし……



そんな郁也くんは私の顔から少し目線を逸らすと、照れながら


「俺のこと、名前で呼んでほしいんだけど?」



はっきりとした声でそう言った。