「とりあえずここで少し休んで今日は帰りなさい。担任の先生には言っておくから」
西川先生は布団を私の顎までかけ直すと腕時計をちらっと見て
「私今から職員室に行かなきゃだから。気分が良くなったら勝手に帰っていいわよ」
じゃあね、と保健室から出ていってしまった。
……なんか、嵐のようにどっか行っちゃったな…
静かな保健室で、はぁ…とため息をつく。
頭痛はさっきよりも治まったけど、まだくらくらする……
もう一寝入りしようかな…と目を閉じたとき、
ガラッ
保健室のドアが開いて、誰かが入って来る気配がする。
……誰?
もしかして先生かな?
なにか言い忘れたことがあるのかな…
それとも忘れ物?
そう思って入口の方を見つめていたら、
――シャッ!!
カーテンが勢いよく開かれた。

