「あ、はい…」



その光景に苦笑いしながら私も軽く頭を下げる。



「…ってぇな」



チッと軽く舌打ちしながら右手で首をさする柊くん。



ワイシャツをちょっとだけまくっているから、腕が少しだけ見えて。



その腕には筋肉が程よくついている。



キレイな腕だなぁ……



私がジロジロ見ているのに気付いたのか、柊くんは私を鋭い目で見てくる。



その瞳はなぜか私を捕えて離さない。



私は気まずくなって、パッと目を逸らしてしまった。