放課後のお勉強~イケナイ課外授業~



呼び方も“宇津木”から“栞”に変わってるし。


柊くんて、実はドSで俺様……!?


「柊くん……お願いだからどいて…?」


これ以上私に近づいたら、心臓が爆発しちゃうよ…


さっきよりも激しく動いてる心臓の音は柊くんに聞こえそう。


私の頭の中は真っ白なのに、
柊くんの顔は余裕そうで。



なんだかそれが悔しかった。


「じゃあ、なんで俺の顔を見ない?それを言うまで離さねぇ」



――言えないよ…


『彩っていう人は柊くんのなに?』



彼女でもないのにそんなこと聞いて図々しすぎるよ……



第一……柊くんの答えを聞くのが怖かった。


『彼女だよ』


柊くんがそう答えたら、なぜだか泣いてしまいそうで。



だから私は聞くのを躊躇った。