「栞ってさあ、どーやって勉強してんの?」
え~…
どーやってって言われても……
勉強してないに等しいからな……
「――斗真に教えてもらってるんだよね~っ?栞ちゃん♪」
その時、クルリと振り返るカールされている髪の毛。
「は?なに言ってんの、愛花」
そう言う郁也くんの眉間には皺が寄っていて。
「ほんとだよねぇ?いいなあ、ずるぅい」
もう、それ以上言わないでよ……
男子も女子もこっち見てるし…
ちなみにマリナはニヤニヤしながらみてるしね。
「え、そうなの?栞。あんなやつに教えてもらってるの?」
露骨に顔を歪ませる郁也くん。
――柊くんのこと“あんなやつ”とか言わないでよ。
柊くんは優しいんだよ…?
昨日合ったばっかりだけど、柊くんをあんなやつ呼ばわりされたくない。

