「――お~い、宇津木?」
「……へっ?あ、ごめん。ぼーっとしてた…」
――なんか、柊くんのこと考えると調子狂うな……。
「てか、栞って呼んでいい?俺のことは郁也でも郁也くんでもいいから」
江ノ口くんはひまわりのような笑顔で話しかけてくる。
「別にいいよ~っ!…じゃあ郁也くんって呼ぶね!!」
「ん。よろしく、栞」
郁也くんはすごいいい人。
4時間目の英語の時間、私が当てられたところをこっそり教えてくれるし、
眠そうな私を起こしてくれるし。
なんか、いい友達だな~…
ていうか私、ぼーっとしすぎだけどね。

