というわけで、私は橘さんの存在を気にしながらも普通に3時間目を過ごそうとした。
3時間目は理科で、今日やったテストに近い問題を解いていった。
今まで嫌いだった理科もわかっちゃえば楽しくなるもので。
「じゃあ、隣の人と交換して丸つけして~」
先生のこの声も、今では平気だ。
「俺、江ノ口郁也(エノグチ イクヤ)っつーの。よろしくな」
隣の席の男子がにこっと笑顔で話しかけてくる。
「江ノ口くん…?私は宇津木栞。よろしくね!」
私も笑顔で挨拶をする。
江ノ口くんも、こりゃまたえらいイケメン。
髪の毛はきれいなハチミツ色で、大きいアーモンドのような目。
鼻は外国人のようで、顔のそれぞれのパーツが整っている。
――ていうか、またイケメンかよ…
「あ、宇津木すげー!全問正解!!」
「まじで!?やったぁ♪」
やっぱりすごい!
柊くんのおかげだっ!

