「…で、こいつが柊斗真。仲良くしてやって?」
「あ、はぁ…」
あのあと、学校帰りでそのままカフェに行って。
パフェを食べながら雅也くんともう一人の男の人を待っていた。
雅也くんにベタ惚れなマリナは、雅也くん達が来るまでずっと時計を見たり、
店内をキョロキョロしたり。
『あ、雅也っ!!』
雅也くんを見つけたことで少し興奮気味のマリナの声にハッとして、近付いてくる
ふたつの人物を見つめる。
『わりぃわりぃ。担任に呼び出しされちまって。栞ちゃん、久しぶり』
『あ、お久しぶりです』
で、雅也くんに挨拶したまではいいけど――…