―――― ―― 「――はぁ~…」 家に着いた俺はシャワーを浴びて。 熱いお湯で、冷たくなった身体を暖める。 バスタオルを腰に巻いたまま洗面所を出ると、 ―――ピンポーン どこかで見てたんじゃないかってくらいのタイミングで、インターホンが鳴った。 チラリと時計を見たら、ちょうと7時を示していた。 ……もうそんな時間か。 ひとり納得した俺は、バスタオルを巻いた状態で玄関に向かって。 ガチャリとドアを開けた。