「お前も特定の女とか作れよ。そこらへんの女とヤるより、ひとりの女に愛情注げや」



「は?いらねーんだよ」


つい最近までセフレたくさんいたやつが何言ってんだよ。


そんなことを思っていたら、雅也は勝手に女のノロケ話をしだして。


「俺帰るわ」


聞きたくもない俺は、雑誌を床に置いて立ち上がった。



それを見た雅也は、


「はっ?マジかよ。まだいいだろ」


案の定、焦った顔で呼び止める。



……ふざけんじゃねーよ。


ノロケなんて聞いてられるかっつーの。