「―――誰が可愛いって?」
「は?」
閉じていた目をパチッと開く斗真。
「お前はどんだけ俺にいじめられてぇの?」
「ええ!?お、起きてたのっ!?」
「まぁ」
斗真はニヤリと面白そうに笑う。
「どうしてもらおうかな。栞に」
「いや、ごめんっ!」
「ヤだね。……栞はどうされたい?」
「ど、どうもされたくないっす!!」
「じゃ、一緒に風呂入ろ」
風呂!?
一緒に入るなんて…。
恥ずかしすぎるでしょ……。
「むっ、無理無理ッ」
「無理じゃねーよ。ほら、さっさとしろ」
よいしょと起き上がった斗真は、おもむろに布団を捲った。

