心臓がバクバクいって、隣にいる柊くんに聞こえそう。 静まれ、私の心臓――……! 「――で、こうなるわけ。わかるか?」 「…あ、はい…」 私がドキドキしている間に柊くんの説明は終わっていて。 急いで柊くんの声に意識を集中しても、柊くんは私の変化に気付いた様子。 「…宇津木、本当にわかってんのか?」 少し冷たい声で聞いてきた。 「…え、っと」 「宇津木、自分のためだろ?しっかり聞いてろよ」 さっきまでの優しい柊くんはいなくて。 柊くんは完全に怒っているようだった。