カチャ…


ドアを開けたら、Tシャツにスウェット姿の斗真がベットに座っていて。


その姿を見るだけでもドキドキしちゃう……。


「遅せーよ、バカ。こっち来い」



少し口角を上げて笑っている斗真は、ポンポンと隣を叩いて。



私は黙ってその隣に座った。



「やっぱダボダボだったか」


私が着ているTシャツを見ながら笑う斗真。


「うん…」


「でも、バスローブ着たら風邪ひいちまうし、これが丁度いいだろ」



私は今、斗真から借りたTシャツとズボンを着ている。



斗真にとっては一番小さいらしいけど、私が着るとブカブカだ。



「へへ…」


笑いながら斗真の顔を見上げると、不意に斗真と目が合って。



「…なんだよ。俺の顔に見惚れたか?」



クスリと楽しそうに笑った斗真は、静かに顔を近付けてきて。



私の唇を塞いだ。