「お前、化学反応ニガテだろ」 え…? 「な、なんで…」 「顔に書いてある。お前表情コロコロ変わるからわかるんだよ」 嘘っ!? 柊くんに見られてるなんて恥ずかしい… 私は顔に手を当ててペタペタと触ると、それを見ていた柊くんが「ふっ…」って笑った。 それを見た私の心臓はまたも跳ねて。 ――ちょっと… また心臓がドキンって鳴ったよ?