「はは……。なに言ってるの~??そんなの私考えてないよ…?」
恋人らしくて…ちょっと過激なことは私にはまだ早いよ。
手を繋ぐこととか抱きしめられることだけで心臓がヤバいのに。
今だったら、斗真のこと考えるだけでもドキドキしちゃうんだから……。
そんな考えをしていると、急に斗真はその場に足を止めて、
「俺は考えてるけど。栞の母ちゃんが言ったこと、少しだけ本気にしてるから」
真剣な瞳で私をジッと見つめてくる。
ふざけてるようには見えない。
いつになく真剣な表情をしている斗真は、私をコンクリートの壁に押し付けてきた。

