こんなにしっかりしてても、ホントは俺様の狼男っていうのわかってるから!!
ニコニコ顔の斗真とお母さんとは反対に、引きつり笑いを浮かべるしかない私は
「あはは…。じゃあ行ってくんね……」
一刻も早くお母さんから離れたくて斗真の腕をグイグイ引っ張り、家を後にした。
「おもしれーな。栞の母ちゃん」
家の外に立って、ククッと楽しそうに笑う斗真。
……私にとっては笑えないよ…。
すんごい恥ずかしい……。
カァァァァと顔が真っ赤になって、思わず俯く。
そんな私を見て斗真は「ぶはっ」と笑うと、私の手に自分の手を重ねると
「んじゃ、行くか」
優しく指を絡めてきた。

