着替え手伝うって………。
変態にも程があるよっ。
とりあえず私は斗真を無理矢理部屋から追い出し、制服に着替えて髪も梳かしてから1階に降りた。
「ちょっと、栞!あの子スゴいかっこいいじゃない」
リビングに入るなりニヤニヤしながらそんなことを言ってくるお母さん。
「昨日から付き合ってるんだ」
「あんなかっこいい子と付き合うなんて、あんたもやるわねぇ」
「あ、ありがと…。ていうか、なんで斗真がここにいるのよ?」
一番聞きたかった疑問をお母さんに投げ掛ける。
お母さんは私の弁当箱を包みながら
「さぁ…?そこらへんはわからないけど、突然家に来たのよ。“栞さんとお付き合いさせて頂いてます。”って。かっこいい子だから、つい家に上げちゃった」
「てへ♪」とでも言いたそうなお母さんの顔を冷たい眼差しで見つめる。
あなたのせいで私は朝から心臓がフルスピードだったんですけどね。
パニクったんですよ。

