この気まずい空気…なんかイヤだもん…。 『あ、ああ。じゃあな』 「うん…バイバイ」 耳から携帯を離すと、画面にタッチして深いため息をついた。 これから郁也と話しづらいなあ…。 携帯をベットに投げ捨て、白い天井を見上げる。 頭の中には、斗真のことと、郁也のことで埋まっていて。 気が付いたらうとうとしていた。 携帯を開いて時間を確認する。 20:00かあ…。 まだ早いけど寝ちゃおうかな。 そう思って重い瞼を閉じた。